
なんかいよいよかえで(夏川結衣)の自己中さというか、図太さ
みたいなものが前面に出てきて、ほとんどいいとこなし

前回祥子(青木さやか)から立木さん(堺正章)の気持ちを
聞かされて、それで「なんて私はいろいろと無神経なことを
言ったりしたりしてきたんだろう

「私、どうすればいいの?」とひたすら自分のことのみ

いくら母親(高畑淳子)にせがまれたからって、あの状態で、
ああいう電話を出来る神経が、正直信じられないっていうか、
相手が自分に恋してるとわかった上で、相手に頼みごとをするのは
それはその人を自分の都合で利用してるってことだということを
35歳にもなって気づきもしないかえでに、今回は誰も指摘して
あげれる人もいなくて、なんかちょっとムカムカときてしまいました

これじゃあ龍彦(徳井義実)とかえで2人して、人のいい立木さんに
ただ甘えてたかってるタチの悪いやからみたいじゃない?
って、ひたすらムカつきながら見てたら、後半のオーディションの
エピに入って一転

まだ1歳かそこらのほんとに小さい時に別れて以来、20年も
まったく会いもしなければ、姿を見たこともなかった娘と対面する
年取った父親の心情と、自分の記憶にも残っていなくて、今までは
会うことを避けてきた実の父親と会った時の娘の心情。
これをとても爽やかに、素敵に見せてくれました

自由と引き換えに捨てたものの大きさについて、やっと今ハッキリと
気づいたというところでしょうか。でももう遅いということも
ちゃんとわかってて、自分なりにそれも受け入れていての、静かな
涙(親子3人が仲良さそうに帰っていく姿を見ながらの)には
さすがにもらい泣きしてしまいました

で、ラストのかえで登場は一体何を意味しているのか?
立木さんの気持ちに応えられないなら、もう現れるべきじゃないと
思うのだけど・・・