良くなってきてて最終回に向けて一気にターボがかかってきた
感じのする今回第8話は、策略につぐ策略の世界の中で、
亮司・雪穂2人ともがひとときのしあわせを感じる貴重とも
いえる時間を描いている。
2人のやっていることは既に、“やっていいことといけないこと”の
ボーダーがもう完全になくなっていて、ただ目的のためにのみ
すべての行動が成り立っていて、そこには、特に亮司は
かつての良心ももう薄れ、他人に対してだけじゃなく、
雪穂に思い切り殴って と言われれば、それほど抵抗もなく
殴りもする。痛みの伴わない、それでいてどんな非人間的な行動も、
その一つ一つを自分たち(相手)のしあわせのために淡々と
行っていく歪んだ、まがいものの“強さ”を手に入れたのだけど、
それこそが、彼らにとっての白夜なのかもしれない。
客観的に見れば、彼らのやっていることは完全に“鬼畜の行い”だ。
それなのになぜか、視聴者は彼らに愛情を感じ、そして
本来は、正しい側の人間の方に敵意すら感じてしまう(まあ、見ている
全員じゃないにしても)。
しかし、これが、作り手側の目指している方向なんだろうし、
“愛とは?”“人間とは?”“この世とは?”を
日の当たらない角度から、私達に見せてくれているのだとも思う。
それにしても、笹垣はここにきてなぜ2人の追求を断念したの
だろう?別に何があったというわけでもないようだけど。
そこのところが描かれていなかったのが残念だったけれど、
ここに篠塚を絡ませてきたところで、がぜん緊迫感を増してきた。
なんせ篠塚は雪穂のことをそれなりに知っているわけだから、
笹垣がニヤッと笑ったのも無理はない。
あと、図書館のHPに、雪穂も書き込みをしたところ。
図書館、および司書の谷口(余貴美子)の出るシーンは、
このドラマの中で唯一ホッと出来るシーンでもあり、2人だけで
なく、見ているこっちにとっても唯一のやすらぎの場でもある。
雪穂は、亮司からあのHPのことを聞いて書き込んだのだろうか?
もちろん、谷口には心の一片を聞いてほしいという気持ちから。
2人にとって、彼女だけが唯一の信頼できる大人だから。
この人にこの先、たとえば何らかの形で彼らの楯になるくらいの
存在感を発揮して欲しいと願う。彼女だけには、何があっても
何を知っても、彼らの救いであることを私は何より求めている。
せめて一筋くらいは、ほんものの太陽の光を2人に射して
やってくれたらなあ。
ホッとさせられます。
唯一、癒されますよね。
笹垣はなぜ尾行を断念したんでしょうね?
なにか考えがあるんでしょうか?
笹垣と篠塚が組めば凄いことになりそうですよね
ました♪
>笹垣と篠塚が組めば凄いことになりそうですよね
笹垣は、一時古賀が力を貸してくれていたけど、基本的には
ずっと1人で亮司達を追ってきてたので、あきらめかけてた
時に強い味方が現れた みたいな感じかな。
残り3話、ほんとに楽しみですね!