巧妙さがちょっと弱かったからですが、脚本・演出・音楽、そして
演技どれをとっても素晴らしい出来だと思います

前半の、シビアな中にポロリポロリとこぼれ落ちるストーリーと
してのウィット(ネタ的な笑いじゃなくてね)にはやられたな〜〜

特に、カプセルホテルで出会った、帰る家がないというお婆さんの話。
今の今まで、恐らく自分ほど不幸な人間はいないくらいの心情だった
はずの主人公敏子(高畑淳子)に、自分のそれはそれは不幸な身の上を
話す謎の老女宮里(麻生美代子)。自殺未遂までやったというくらいの
壮絶なその話は、正直妙に長いな〜〜 なお話だったけど、話終わった後の
「1万でいいわ」 にはほんとにやられましたねえ!
「自分よりもよっぽど不幸な人間の話を聞いて気持ちがらくに
なっただろうからそれに対して1万は安いくらいよ」
(例によってセリフは不確かですがニュアンスはこんな感じね)
ってこの老婆に言わせたこの発想、このセンスにはほんとに脱帽!!

結局はこのあまりにも壮絶な話とこのオチで、さっきまで自分の辛さに
号泣していた敏子も、思わず笑えてしまって、なんだかスッキリと
眠れてしまう。なんとも粋な展開だねえ

だけれども、夫の不倫相手と夫の関係の深さが更にわかってしまって、
やっぱり号泣。果ては、夫の友人塚本(村井国夫)と一夜まで共にして〜
という、今までの自分にはなかったような部分をどんどんと出していく。
今まで受身だった女性が、子供に対して自分をきっちり主張したり、
戸惑いながらも“女”の自分を自分に許していく姿を、今回も高畑淳子が
とても自然に、それでいて目を見張るほどのバリエーションある感情表現を
素晴らしく披露していて、ひたすらに魅了されました。
来週はもう最終回っていうのがほんとに惜しい!!
でも、どんな結末を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。
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視聴率 11.3%
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敏子がどんどん変わっていくのが
爽快です。
宇梶さんとの会話も良かったし、
あの老婆の存在も笑えた(笑っちゃいけないけど)
来週はどうなるのかな〜?すごく楽しみだわ〜
>敏子がどんどん変わっていくのが爽快です。
ほんとですねえ。なんか、お婆さんに1万まんまとせしめ
られた後、笑い出して元気になったのもなんだか爽快だったし。
宇梶さんねえ。お墓屋さん、カプセルホテル屋さん て
敏子が呼んでたのもなんかおかしかった。
うん、あの老婆ってほんと笑えた。ある意味どんでん返し
的な痛快さを持って描いてましたよねえ。素晴らしいわ。
来週ってほんとどういう決着をつけるんでしょうね?
すっごく楽しみです。
では、またよろしくお願いします〜!