2006年11月18日

土曜ドラマ『ウォーカーズ』 第2話 評価“深いのぉ〜!星4つ”

人の心は複雑怪奇だ。心はまるで宇宙に似ている。その果てがどこまで
あるのか、一体どういうメカニズムになっているのか、それは誰にも
わからない。すべてをわかろうとしたってとうてい無理な話だ。

それでも、大事なことは、そこに何があるのかを知ろうとすることだし、
その知ろうとする行為自体に、とても大きな意味があるんじゃないだろうか。

お遍路をすることは、すなわち“ひたすらに歩く”ということ。
ひたすらに歩くのは、すなわち“ひたすらに自分と向き合う”つまり、
自分の宇宙をみつめるため。

このドラマを見ていると、主人公の徳久(江口洋介)とともに、私自身も
また、「自分にとって一番大事なものとは何か?」「自分が一番欲しい
ものは何か?」を考えさせられてしまう。

お遍路の心得の基本は、ともかく「自分にも人にも嘘をつかないこと」

徳久の元上司寺島(三浦友和)の妻靖子(風吹ジュン)は、自分の気持ちを
ストレートに夫に伝えずに、まるで相手を試すように、その気があった
わけではないのに「離婚」を口にして半ば“脅し”をかけることで、
自分の望むように夫をしむけようとして、逆に夫から「離婚してもいい」
と告げられ軽いショックを受ける。

徳久はといえば、父親に寺を継ぐと嘘をついたまま、婚約者(戸田菜穂)には
「あれは嘘だから」と言うことで彼女の気持ちをつなぎとめようとして
みるものの、自分がほんとにどうしたいのかがわからないでいる。

みんなそれぞれ、自分に正直になろうともがきながら、ひたすらに
苦しい道程を歩いていく。

基本的には、結構長いセリフのやりとりが多く、たいしてテンポが良いわけ
ではないのに、そのセリフの一つ一つがともかく心に染みてくるもの
ばかりで、ぐいぐいと引きつけられたまま1時間があっという間に終わる
感じだ時計
このドラマには、「人の業」がめいっぱい詰まっている。夫婦・親子・家族
それらの絆のもとの“業”を、少しづつ開封しながら、旅は続いていく。

その深さと、海風のような爽快さが、なんともいえない魅力のドラマだ。

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視聴率 7.3%
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posted by まりりん at 22:42 | Comment(2) | TrackBack(2) | ドラマいろいろ
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この記事へのコメント
>その知ろうとする行為自体に、とても大きな意味があるんじゃないだろうか。
そうですよね〜
お互いの全てを知ることなんてどだい無理だし、
知ったところでね・・でも、知ろうと心が動くことが意味があるんですよね〜
いや〜ホントにこのドラマを見てると私も歩いてるような気になっていろいろ考えちゃいますよ〜
Posted by きこり at 2006年11月19日 17:55
きこりさん、こんばんは!いつもありがとうございます!

なんかこのドラマは、結局最後まで私達3人だけなのかしら
ね?お仲間でアップされるのは。こんなにおもしろいのに
なんだかものすご〜くもったいないっていうか、みんな
見てよ〜〜〜!!と叫びたくなる今日この頃。

>知ったところでね・・でも、知ろうと心が動くことが意味があるんですよね〜
おお!!知ったところでね ってものすごく格言だと
思うわ!!ほんとそうよ。人の気持ちなんてはっきりしてる
ようで全然してないものだし、うつろいやすいものだし、
実は雲をつかむようなものでもあるし。大事なのは、
お互いに正面きって向き合う ってことですよね。

>私も歩いてるような気になっていろいろ考えちゃいますよ〜
私もほんと歩いてる気になる。役者さんたちもそれなりに
ちゃんと歩いてる時もあるんだろうなって感じがする。
汗のかきかたとかがリアルな時があるんですよね〜。
だから余計に、こちらも投影しやすいもかも。

あと残り2話だけど、最後まで楽しみですね。
では、またよろしくお願いします〜!
Posted by まりりん at 2006年11月19日 23:30
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