2005年11月22日

野ブタ。をプロデュース 〜作品は演出家によっても変わる〜

006_1.jpg野ブタ。をプロデュース公式ページ http://www.ntv.co.jp/nobuta/



某巨大掲示板の「野ブタ。板」を見ると、今回はよくなかった、つまらなかった
という人がとても多い。
まあ、確かに5話までと比べて今回の6話は一気にシビアになっていて、
これまでの路線とはひと味もふた味も違ったはいた。
しかし、これは修二たち3人がここから仮面をはいで、今までの自分から
脱皮して行く為の重要な回でもあったと思う。

それとともに演出している監督さんが二人いて、
1・2・3・5話は岩本監督 4・6話を佐久間監督が演出していて
この二人の演出の仕方にはあきらなか違いがあるように感じる。

岩本監督は代表作に 
フジ『白線流し』 『救命病棟24時(part1)』 『ナースのお仕事』 
日テレ『ラストプレゼント』 『ナースマンがゆく』 『女王の教室』

などがあり、全般的に、“緻密で繊細、叙情的で綺麗”
つまり、女性的な感性
 で描く手法が多く、今回もやっぱり
3話のススキのシーンに代表されるような、印象的な綺麗なシーンを
モチーフに撮っている。

一方の佐久間監督も実は、日テレに移ってからの岩本監督達と同じドラマの
監督を今回のように分け合ってしているものが多く、
『あした天気になあれ』 『ナースマンがゆく』
などが代表作なのだが、この人の撮り方の特徴は、
“ダイナミックでストレート”という男性的な感性
の部分を強く感じます。

つまり全然逆の撮り方をする二人が撮っているため、「なんか前回までと
違う〜」というような印象を受けたりもするのだけど、それもまた一つの
作品をいろんな角度から作り上げるためには必要なのかなとも思う。

ちなみに私は岩本監督の大ファンなんだけども、今回はシビアな面を
思いっきり出すには、やっぱり佐久間監督で良かったんじゃないかなって
気もします。
次回はどっちが演出してくれるんだろう?それも楽しみの一つなのだ!揺れるハート
posted by まりりん at 16:32 | Comment(2) | TrackBack(2) | 『野ブタ。をプロデュース』
▲ページトップへ
この記事へのコメント
こんにちは。TBありがとうございました。
まさに、脱皮するための大切な回。
監督の違い、大変参考になりました。
Posted by ちーず at 2005年11月23日 17:33
ちーずさん、TBだけでなく、わざわざコメントの
方も入れてくださり、ほんとにどうもありがとう
ございました。
ちーずさんの記事は、詳細な流れとともに、
細かく深い分析、ほんとに感服いたします。
ほんと大変な作業だと思いますけど
頑張ってくださいね!
またちょくちょく寄せていただきますね〜!!
Posted by まりりん at 2005年11月23日 21:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック

野ブタ。をプロデュース 第6話
Excerpt: 『親と子の青春』 桐谷家の夕食。 今晩のメニュー、コロッケを食べながら、浩二(中島裕翔)が父・悟(宇梶剛士)に 将来なりたかったものを聞いていた。 「そりゃお前、友情に熱ーい男だよ。」 「何それ?」..
Weblog: どらま・のーと
Tracked: 2005-11-23 17:33

野ブタを。プロデュースPRODUCE6「親と子の青春」
Excerpt: 修二(亀梨和也)と弟・浩二(中島裕翔)・父・悟(宇梶剛士)が夕食中。おかずが山盛りのコロッケ。 「俺がなりたかったもの?」 「うん、将来なりたかったものって、何?」浩二が悟に聞く。 「そりゃお前、友情..
Weblog: 私でもいいですか?新館
Tracked: 2005-11-28 04:39
▲ページトップへ
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。