
第6話で印象に残ったシーンの一つが、バージョンアップしたキーホルダーが
まったく売れず、同情するまり子にまで声を荒げて完全にテンパッた修二と
それを慰めようとする信子のやりとりの場面。
修二「一生懸命やんなきゃ良かったよ、マジほどほどにしときゃあ良かった
そしたら失敗しても笑えたのに、、まり子にもあんな姿見せずに
すんだのに・・・」
信子「一生懸命やるのは 悪くない」
修二「結果出さなきゃ最悪だろ」
信子「でも、誰かの力になれたかもしれないし、願い事叶えたい人の・・」
修二「そんなのはなあ、結果って言わねえの」
信子「結果って、10万売れたとか、1000個売れたとか そういうこと?」
修二「ああ、そうだよ・・・誰かの力になれたとか、別にそんなさ、
もしかして みてぇな話とか、気休めにしかなんねえから」
この2分たらずの短いやりとりは、実はとっても女性的な思考と男性的な
思考の本質を表してて、とても興味深かった。

概して女性は、自分に起こる物事を出来るだけ良いように捉えようと
する面があり、一見悪いことにも、なんとか良い面を探すのがとても
うまく、そうやって辛いことを我慢したり乗り越えたりしていくことが
多いが、男性は、物理的な側面が強く、物事を目に見えている面から
のみ判断しようとする傾向がある。
脚本家がそれを意図してたかどうかはわからないけど、ここにも一つ
男女の本質をついたセリフが登場してて驚かされた。
ところで、“結果が出なけりゃ意味がない”ってセリフ
どっかで聞いたことあるな〜〜〜??どこだっけ〜〜??
と思ったら気がついた



選挙で負けた後のあちこちのインタビューでホリエモンが連呼してたわ
これ〜〜〜!!



あの人もそういう意味じゃあ、仮に乙部女史あたりから
「でも、社長に会えて元気もらえた人とか、夢を持てた人とか
政治に興味を持った人とか、そんなふうに誰かの力になれたかもしれない
じゃないですか〜」
とか慰められても
「気休めはいらん!勝たなきゃ意味ねんだよ!」とか言って一喝してそう

だから男は、次の勝負に勝つとか、お酒の力とか借りないとなかなか前へ
進んでいけないんだな。
まあ、みんながみんなそうってわけじゃなくて、あくまでも本質の
一部ということです。