まぶたは重いわ、目の奥が痛いわ、顔の周りがボワ〜〜〜ンとしてて、
ほんと泣いて寝ると翌日はえらいこっちゃわ



寂聴さんの半生記って、以前再現ドラマなんかを交えた人物伝系の番組で
見たことあったので、あらかたは知ってたんだけど、やっぱり2時間
ドラマで見ると来ますねえ、良いねえ〜〜

世に長く名を残すような小説家っていうのは凡人とは全然違う。
何が違うって、物事を突き詰めて考えようとするところが半端じゃ
ないし情熱のかけ方、自分自身の追いつめ方も命がけだ。だからこそ
自殺している人も多い。そのギリギリのところで自分の内側から
絞り出して絞り出して1本の本を書き上げるのだ。『鶴のおんがえし』
という童話に出てくる鶴が、自分の羽を1本づつ抜いて機を織りあげ
見事な美しい反物を紡ぎだしてゆくようなものだろう。
それにしても激しい恋だ。まさに“身を焦がす恋”しかも、情の深い
人だから余計に大きな焔(ほのお)に焼き尽くされるほどの苦しみの
中で生きて生きて、生き抜いて来た人だからこそ彼岸(出家)へと
向かったともいえるんだろう。
昔愛した年下の男と12年ぶりに再会し、妻子ある男とは別に
この男とも関係を持ち続け
「なんで僕とも付き合っているんだ!」みたいに言われた時に
「憐憫よ!!」と言い切るシーンが最もドラマ中で印象的だった。
憐憫とは、あわれみの情という意味だ。
自分のせいでこの男の人生を狂わせてしまったことに申し訳なさと
負い目を感じている晴美は、落ちぶれた相手に背を向けることが
出来ないのだ。もはや恋や愛ではない。とても哀しくせつない“情け”だ。
寂聴さんを演じた宮沢りえは、私は評価されているほど良い女優さん
だとは思っていない。この人には決定的に足りないものがある。
それは女性特有の“丸み・やわらかさ”だ。これが足りないから
色気もない。だから、この人は、女っぽく甘えるセリフを言う時が
いつもぎこちなく、嘘くさい。
だけど、“女の情念”は、それなりにうまく見せてくれていた
ように思うから、この役はそれなりに結構良かった。
それにしても主題歌が中島みゆきとは、絶妙っす!
つうかこの人しかいないよね、こういうドラマのバックに流して
最もしっくりくる音楽作れる人は。
今日は、アマミンと松下由樹の2大今どき女優の競演だ!
楽しみ楽しみ!!

私のブログにお出でくださってありがとうございました。
“身を焦がす恋”にはすっかり縁遠くなってしまいましたがこのドラマで擬似体験できたかも??(笑)いいドラマを見せてもらったと思います。
話、変わりますが「野ブタ」についてもたくさん書かれていますね。私も毎週感想をUPしていますよ。明日のを見終わってマリリンさんの感想が楽しみです。
くださりほんとにどうもありがとうございました〜!
かりんさんも野ブタ。にはまっていらっしゃるん
ですね、なんか趣味が似てるんでしょうか?(笑)
ほんとにね〜〜、明日が楽しみですね!
また寄せていただきますね〜〜〜!!
TB&コメントありがとうございました。
宮沢りえさん、確かに細いですものねー!
手を握り合うだけの純愛を見ていてドキドキしてしまいました。(笑)
わざわざコメントをどうもありがとうございました。
>手を握り合うだけの純愛
今の時代では中学生でもありえない感じです
もんねえ(笑)でも彼らは大人だから、その
握り合い方にものすごく強い思いが入ってて
ある意味すごいラブシーンでしたね〜!
りえさんに対する評価が、コチラがずっと感じていたことをうまく表現下さってる、と思いました。あのドラマは寂聴さんのことを小説家としてご存じない方もご覧になってたようで、あまりの設定に(寂聴さんに対して)“引いて”しまったヒトもいたようです。機会があればドラマも著作も見てみたいと思ってます。
わざわざコメントをどうもありがとうございました。
う〜〜ん、確かに昔の寂聴氏は破天荒というか、普通に
考えたら、ちょっと受け入れがたいところありました
もんねえ。でもそんなふうに、人の何倍もの“人間の業”
の深さというものを経験してこそ、人の心に響くことばを
伝えられるのかもしれないですね。
宮沢りえに関しては、しばらくは連ドラとかより、単発
もので印象づけていくのも良いかもですよね。
では、また〜。