ドラマなんだけど、改めてそういう思いを感じることが
出来た最終回でした。
誰かのために、自分のあらゆるすべてを忘れ、全力で
尽くすことの出来る生き物。それは“人間”だけ。
総師長の命がたすかるまでのシーンが、実質この回の
クライマックスでもあったように思うけれど、たすかるのは
わかっていながら見ててドキドキするくらいのすごい
緊迫感だった

以前、あおいが本院でしたことを聞いた人たち。
彼らはあの時、みんな一様にあおいを非難した。
それが今回、ある種自分たちの身に降りかかってはじめて
あおいの行動を理解でき、支持できた。
それはみんな“心を持った人間”だからだ。
ひとは本能的に、自分の命同様に、他者の命が大切な
ものだってことを知ってるし、そのためなら時として、
なんでも出来てしまう。それこそが人間らしさ だし、
そういうものの前では、法律なんてなんの意味もない。
このドラマが初回に提示した、人命か?法律か?の
問いに対する製作者側の答えはもちろん人命。
それでいいんじゃないかなと思う。ドラマなんだから、
思いっきりの理想論でいいんです。
それにしても、最終回、田所の悪人ぶりもピークに
なってたのに、お母さんが死んだら一挙にダウンか

まあ、自分の患者のためにみんなが駆けつけて頑張って
くれたってのもあったけど、その割には急な変貌ぶりでした
ねえ

田所が去って、あとはみんなめでたしめでたし ってのは
わかりきってたことだけど、それにしてもちょっと
たたみかけた感じではあったかな。
ところで、看護師役で出てた加藤貴子はどこ行ったの?

なんかここ2〜3話前から出なくなって、最後やっぱり
出ませんでしたねえ。もしや降ろされちゃったとか?・・・

ちょい不自然さを感じつつも、それなりに良いエンディングで
結構なお手前でした。