2006年03月24日

白夜行 最終話 評価“武田鉄矢・山田孝之が魅せた!!”

全体としての締め方としては、イマイチと感じる部分も
あったけど、なんといっても陸橋の上での武田・山田の
このドラマ全編のクライマックスともいえる渾身の対峙
シーンが最高のデキだったひらめき

目を真っ赤に充血させ、涙・鼻水ダラダラ流しながら、
苦痛にあえぎながらも、一つ一つの愛情を込めた怒りの
言葉を亮司にぶつける武田鉄矢の、これ以上ないほどの
迫真&渾身の演技!
それを受ける山田孝之はほとんどセリフのない受身の
立場で、笹垣に対するそれまでの憎しみや邪魔ものと
感じる気持ちはもうなく、ひたすら笹垣の愛を受け、
ただ嬉しく優しい気持ちで浄化の涙を流す、その顔と
目の演技がこれまた絶品だったぴかぴか(新しい)

「亮司・・ 来い!」にはもう大号泣の嵐もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)
子供が泣くみたいに、ウエンウエン言いながらティッシュの
山を積み上げてしばらくしゃくりあげてましたたらーっ(汗)たらーっ(汗)
今まで、笹垣には「桐原!」と呼ばせていたのにいきなり
「亮司!」  まさに父親!ほんとの父親も直接
亮司と呼んだシーンてなかったのではないかな?
そのくらい「亮司」という名前を呼ばせるのって、効果的
だったとも思う。

そのあと、飛び降りてからは初回放送時の冒頭シーンへと
続くわけだけど、亮司が苦しみながらもやっとらくになれて
ホッとしたような、幸せそうにも見えるおだやかな笑顔。
この意味も最終回で初めてわかったし、また山田孝之が
ほんとにうまかった。

ただ、締め方としてのイマイチと感じた部分は、そのまま
不満に感じた部分でもあったのだけど、今回感じた不満を
4つほど

◆不満その1
笹垣の部屋で、一度笹垣をハサミで刺し、後半で再び
ハサミで笹垣を刺したこと。同じ回の中で2度も同じ
やり方での殺害シーンがあると、2度目のインパクトが
弱く、ハサミでの殺害がどうも活きていなかった。
(一度目は完全に未遂でも良かったのでは?)

◆不満その2
篠塚の存在意義がイマイチわかりにくい結末になっていたこと。
雪穂に真相をつきつけてもしらを切られた。その後がなく
フェードアウトだったのがなんだか尻すぼみで、結局
この人は雪穂に対して何をどう思っていたのかがよく
わからなかった。

◆不満その3
谷口の使い方が弱すぎたこと。
あのシーンでの雪穂との再会の仕方も「?」だったし、
セリフも弱かった。結局この人の役割が、ストーリーテラーの
一部程度だった感じで大不満。
開店前夜に、雪穂のところへあらわれて、自首を促す
役をこの人にすべきだったのでは? そして、笹垣が
亮司を抱きしめたように、この人に雪穂を抱きしめさせて
やって欲しかった。

◆不満その4
エンディングの、典子親子を見てる雪穂。そして
亮司の子供と手をつないで終わり って、激しく へ???
そもそも、典子親子と雪穂は、親しい関係になったと
いうこと?じゃないと、子供においでとしただけで
子供も寄ってこないだろうし、いきなり手をつなぐなんて・・・
しかも、雪穂の表情が一切なかったのが大不満。
ラストは、ボロボロになりながらも、たくましく
どうにか孤独の中で生きている雪穂の姿を描いて
欲しかったなあ。今回のラストシーンは、あまりに
おだやかすぎて、これでは自首しなかった意味が
薄れた感じがする。


最終回の感想はこのあたりのところです。
昨日はあまりに大号泣して、お風呂に入っても思い出して
また泣いて・・・で、今朝はまぶたは重いし、目は痛いし、
これを書きながらまた泣いて、はなをすすりながらで
もうた〜〜〜いへん(笑)

でも、意味のあるドラマを全部見終われてなんだか
ホッとしています。ドラマの関係者のみなさんに、
ほんとにお疲れさま&サンキューグッジョブを!
posted by まりりん at 12:58 | Comment(13) | TrackBack(22) | 『白夜行』
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2006年03月16日

白夜行 第10話 評価“泣けたけど内容的には微妙”

始まって1分くらいから泣きだしたら、なんだか
私の中の“泣きのスイッチ”が完全に入ってしまった
みたいで、最後までほとんど泣いていた。

とはいえ、今回は正直、不満に感じる部分も結構
あった。

一つは、毎回笹垣に過去を語らせすぎていること。
前回篠塚に対し結構な時間を割いて、2人の過去を
言葉で語らせているのだから、谷口が2人の過去を
知るのはもっと別な方法にしてもらいたかった。
見てる側にとってはくどいという印象。

もう一つは、過去のシーンをあまりに多様しすぎて
いる感が強かった。それでなくても毎回過去のシーンを
使い回しているのに、その比重が今回は妙に多くて、
(それも毎回同じシーンを使い過ぎ)半分ダイジェストに
近いくらいでおもしろさ半減。

それでも、今回は、彼らに関わった大人側が、それぞれ
自分自身の罪というものについて向き合うことで、
“子供を愛する”ということ、“大人が子供にすべきこと”
それを私達にも問うような内容になっていて、いよいよ
このドラマが当初の純愛というテーマから、もっと
大きな“愛”というものにシフトしてきた感が強く
なったように思う。

「幽霊は、たった一人だけ気ずいてくれた男の存在」が
うとましくもあり、嬉しくもあったという亮司の歪んだ感情は、
自分でもおそらくずっと否定し続け封印し続けていたであろう
罪を犯し続けることを誰も止めることが出来なかった
大人側への不信感と、心の底が強く求める“愛情”の
入り混じった感情が、心の表面に立ちのぼってきたことの
証であり、そうさせたのは、典子の愛情だろう。
“ありのままの自分を受け入れてくれる存在”そして
“本当に受け入れて欲しい、そして自分も受け入れたい存在”
それでも亮司にとってはそれを捨て、雪穂を守ることしかない。
そこが今回一番私の胸に悲しく響いた部分だ。

それにしても武田鉄矢の迫真の演技はすごい!
完全にこのドラマをしょって立ってるくらいのパワー
お見事です。
posted by まりりん at 22:31 | Comment(11) | TrackBack(17) | 『白夜行』
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2006年03月09日

白夜行 第9話 評価“ラスト一気に泣けたけど・・・”

今回は、今までのわかりづらかった部分その他を、
キャラに語らせることによって、最終回を前に視聴者に
今までの話から2人の行動とその心理を明確にしておこう という
意図があったかどうかは定かではないけど、全体的に
“説明”の多いストーリーになっていて、物語の流れとしては、
イマ一つの感もあった。

しかし、今回は、彼らに関わる4人の女性のそれぞれの“愛”
いうものを断片的にではあるがうまく描いていたと思う。

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雪穂の養母礼子の愛
礼子は礼子なりに、自分に心を開いてくれない雪穂を
それでもずっと変わらず愛し続けていたし、雪穂の
本当の姿の一片を見ても受け入れていた。
雪穂も礼子の真実の愛を知り心が動かされたのは確かだ。
それでもすべてが遅すぎたし、結局今までその愛情を
ちゃんと雪穂に伝えてこれなかったことが残念だとも思う。
もっと早くに、心からぶつかってきていれば、きっと
その後の雪穂はそれなりに変わることも出来たと思うのだが・・・

点滴?の管をはずされても微動だにせず、最後に亮司に言った
「あわれやなあ・・」のセリフが
彼らの罪に対するすべての罰を総称する言葉に聞こえた。

亮司の母弥生子の愛
ロクな母親ではないことは確かだけれど、それでも世の中で
一番愛していたのは、やっぱり1人息子である亮司なのだと思う。
夫も愛人も、本当に愛していたわけではない。そして自分自身の
ことも。
それでも亮司のことだけは、世界中でただ1人愛していたの
だと思う。だからあれほどに苦しみぬいているのだ。
自分が亮司をあそこまで追いやってしまったこと。何も
してやれないこと。自分を責めて責めて責めぬく毎日。
そんな母親の愛情があるからこそ、亮司はどれほどの悪事を
おかしても本当の悪人にはなりきれないのだと思う。

図書館司書真文の愛
2人が共通で唯一心を許し(全部ではないが)、自分達から求める
ただ1人の大人。
彼女はなんといっても幼い日の2人にとっての、唯一の
やすらげる場所でもあり、にこやかな笑顔を向けてくれる
人でもあった。それはまた真文も彼らが大好きだった
からだ。今回、ラストで、はっきりと「あの子、大好き
だったんです」
と言葉にしてくれて一気に大号泣してしまった。
ただ大好きだと思ってくれる存在。それこそが“愛”だろう。

薬剤師典子の愛
典子にとって亮司は“男”だ。だから性的な亮司の問題に
対して自分がなんとかしてあげたいと思う。そこに
心の問題が潜んでいることもわかっているから、デリケートな
部分に対して配慮しながら前に進んでいけるように考えている。
それも一つの愛だ。亮司にとっては何者でもない、まさに
“男としての自分”を愛してくれている存在ともいえる。
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次週、そんな彼らを愛してくれている女性が
2人も死んでしまうということの悲しさを感じている。
posted by まりりん at 22:49 | Comment(12) | TrackBack(20) | 『白夜行』
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2006年03月03日

白夜行 第8話 評価“すごく良いデキでした”

第6話あたりから、ほんとに見やすく、そしてどんどん
良くなってきてて最終回に向けて一気にターボがかかってきた
感じのする今回第8話は、策略につぐ策略の世界の中で、
亮司・雪穂2人ともがひとときのしあわせを感じる貴重とも
いえる時間を描いている。

2人のやっていることは既に、“やっていいことといけないこと”の
ボーダーがもう完全になくなっていて、ただ目的のためにのみ
すべての行動が成り立っていて、そこには、特に亮司は
かつての良心ももう薄れ、他人に対してだけじゃなく、
雪穂に思い切り殴って と言われれば、それほど抵抗もなく
殴りもする。痛みの伴わない、それでいてどんな非人間的な行動も、
その一つ一つを自分たち(相手)のしあわせのために淡々と
行っていく歪んだ、まがいものの“強さ”を手に入れたのだけど、
それこそが、彼らにとっての白夜なのかもしれない。

客観的に見れば、彼らのやっていることは完全に“鬼畜の行い”だ。
それなのになぜか、視聴者は彼らに愛情を感じ、そして
本来は、正しい側の人間の方に敵意すら感じてしまう(まあ、見ている
全員じゃないにしても)。
しかし、これが、作り手側の目指している方向なんだろうし、
“愛とは?”“人間とは?”“この世とは?”を
日の当たらない角度から、私達に見せてくれているのだとも思う。

それにしても、笹垣はここにきてなぜ2人の追求を断念したの
だろう?別に何があったというわけでもないようだけど。
そこのところが描かれていなかったのが残念だったけれど、
ここに篠塚を絡ませてきたところで、がぜん緊迫感を増してきた。
なんせ篠塚は雪穂のことをそれなりに知っているわけだから、
笹垣がニヤッと笑ったのも無理はない。

あと、図書館のHPに、雪穂も書き込みをしたところ。
図書館、および司書の谷口(余貴美子)の出るシーンは、
このドラマの中で唯一ホッと出来るシーンでもあり、2人だけで
なく、見ているこっちにとっても唯一のやすらぎの場でもある。
雪穂は、亮司からあのHPのことを聞いて書き込んだのだろうか?
もちろん、谷口には心の一片を聞いてほしいという気持ちから。
2人にとって、彼女だけが唯一の信頼できる大人だから。
この人にこの先、たとえば何らかの形で彼らの楯になるくらいの
存在感を発揮して欲しいと願う。彼女だけには、何があっても
何を知っても、彼らの救いであることを私は何より求めている。
せめて一筋くらいは、ほんものの太陽の光を2人に射して
やってくれたらなあ。
posted by まりりん at 18:00 | Comment(2) | TrackBack(3) | 『白夜行』
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2006年02月24日

白夜行 第7話 評価“すごくわかりやすくなって◎”

先週からほんとにわかりやすくなって、特に心理説明を
セリフでしてくれるシーンが増えたので、すごく見やすくなった。

今回のキーワードは“免罪符”かぁ〜〜〜ー(長音記号1)
亮司と雪穂は、なんだかんだいって、お互いのことを
誰よりも大事に思っている。自分の中で“唯一の存在”と
位置づけている。それはたぶん、2人が幼い時に出会い、
そして幼い時に相手から“自分”を投げ出してもらったと
いう経験がそうさせているんだろう。
人間、子供の頃の体験というのは何よりも強烈だし、
岩盤のようにとても固い記憶となるというか、その人の
血肉になるようなものでもある。

つまりは、“理屈じゃない”行動・思考の基になるものだ。

亮司が、図書館のHPに書いた
「幸せになって欲しいけれど、ほんとに幸せになったら
自分は必要じゃなくなることが辛い」みたいな文章が泣けたもうやだ〜(悲しい顔)
ものすごくものすごく気持ちがわかる。相手が幸せに
なることを願う気持ちはほんとだし、そのための手助けも
してあげたいのに、本当に相手がしあわせになってしまったら・・・

それは誰にでもある気持ちじゃないかなあ。
私にだっておぼえがある。親友が結婚する時、本当に
複雑な心境だったもん。1人取り残される気持ち。
それは、取り残された方にしか絶対にわからない気持ちだ。

そういった心理描写なんかも、前回からほんとにぐんと
鋭さを増したと思う。

そして、笹垣はついに警察を辞めてまでも2人を追って
いくことを決めた。いよいよすごみを増してきた感が
武田の演技にもしっかりと現れていた。
今回は、ハラハラさせられる場面もうまく盛り込まれていて
いろんな角度からみてもとても良かったと思う。
posted by まりりん at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(3) | 『白夜行』
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2006年02月19日

白夜行 第6話 評価“演技と演技のぶつかりあいに引き込まれます”

武田・渡部両氏の鬼気迫る演技は毎回のみどころの
一つでもあると思うけど、
今回の演技王はなんといっても麻生祐未ですね。

出番はそれほど多いわけじゃないんだけど、
笹垣、古賀両刑事に責められるシーン、探偵事務所で
松浦調査を依頼するシーン、松浦の家でのシーン

そのくらいだし、セリフもそれほど多いわけじゃ
ないんだけど、いずれの演技もすっごく“うまいexclamation×2
けして大げさだったり、不自然でなく、表情で見事に
心情をあらわしてるんですよねえわーい(嬉しい顔)

今回は、亮司と雪穂の2人中心からほんの少し外にもひろがり、
松浦という哀しい男の人生をうまく絡めていたのと、
古賀の辛い死に方と、松浦の死に際の姿にも、見ていて
とても感情移入できたし、いろんな角度からみごたえが
あってすごく良かったと思った。
私の中では、初回に続く良い回だったな。

だけども、やっぱり亮司は変装もせず、素で、街を
歩きすぎでしょ。銭湯にまで行っちゃって、ちょっと
信じられないくらい無防備ですよね。
なんか意図があるのでしょうか?よくわからないんだけど、
気になります。

しかし今期のドラマは、こんな風に役者さんたちの
演技のぶつかりあいを見せてもらえるドラマが多くて、
すごく楽しいですね。まあ、中でもこのドラマは、群を抜いて
いるとも思うけど、来週がますます楽しみです。



posted by まりりん at 00:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | 『白夜行』
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2006年02月14日

白夜行 第5話 評価“今回はわかりやすくて良かった”

前回までのわかりずらい展開から一転して、今回は
ていねいに描いてくれていて、亮司・雪穂2人の心理描写も
うまく描けていてとてもよかった。

今回、しみじみとこの2人は本当に2人だけの世界の
中で生きているんだなあというのを感じたなあ。
倫理的には絶対に間違ったことをやっているのに、
被害に遭っている人達に感情移入できないくらいに、
2人に対していとしい目で見ている自分を強く感じた。

雪穂にとって、亮司という人間は、唯一の
『自分のために、親さえ殺してくれる人、そこまでやって
くれる人』
なんだ。
それがいいことでないのは当たり前だけど、それでも、
人間は普通、幼少期にそのくらいの心意気で大事にされてこそ
まっとうに人を信じ、人を愛することの出来る大人に
なることが出来る。

というか、人が本来死ぬほど欲しいものが、そういう
自己犠牲の伴う愛情でもある。
親や、他の大人からそれをもらうことの出来なかった
雪穂に、唯一それをくれた人が亮司であり、そのときから、
雪穂の中で亮司という存在は、友達でもあり、初恋の
人でもあるのと同時に、“絶対的な親代わり”という
存在でもあったのだろう。

だから成長して再び亮司と出会ってからの雪穂は、
いつも亮司の愛を確かめるために無理難題を言う。
文句をいいながらもいつも言われるようにやってしまう
亮司だけが、雪穂にとって唯一の心のよりどころでもあり、
生きる証でもある。

それが、今回の流れでとてもよくわかり、雪穂という
女性が、自分のことしか考えないひどい悪女であるという
反面の、誰よりも愛を乞い続けている哀しい少女の姿に
一気に思い入れを今まで以上に感じてしまった。

一方の亮司は、雪穂の言うこと、やることの
すべての本質を知っていながらも、本能的に従って
しまう自分というものを、けしてこれでいいと思って
いるわけではないのに、それでもただ雪穂のためだけに
手を汚し続け、自らの“善”を消し続けていく。

その奥にあるのは、自分の父と自分が雪穂を不幸にして
しまったという負い目と、やはり親の愛に恵まれなかった
幼い日の自分の罪を「やったのは私だよ」と被ってくれた
雪穂にある種の“母親の愛”を見たからこその、変わりない
愛情なのではないかと思う。

2人とも生きて歩けば歩くほど不幸になっていく。
そして、どんどん太陽の下を手をつないで歩くことからは
遠ざかっていく。
そこにある一筋の光は、『ただ純愛のみ』
そのせつなさが泣けてしかたがない。
posted by まりりん at 16:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『白夜行』
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2006年02月04日

白夜行 第4話 評価“1度見ただけでは読みきれないことが増えてきた”

展開が速いのと、状況説明にはしょりがあるため、
1度見ただけではよくわからない部分もあるし、
男性陣が、もごもごと低い声でしゃべるシーンが多い
ので、何を言ってるのか聞き取れないとことも結構あって、
もう1度ビデオを見返した方が良いとは思うんだけど、
あまりの重さだし、気軽に見返すことが出来なくて、
結果、きちんと理解でききれずに次にいっている。

映像美とか、俳優さんの演技とか、亮司の詞的なモノローグ
人間の業がつくりだしていくものの残酷さ
そういったものに、とても強く惹かれるので見続けて
いるんだけど、初回放送分ほど絶賛しきれない要素が
多々出てきたのも確か。

亮司は、せっかく死んだことにして身を潜めたのに、
アジトの場所が今までとそんなに遠くなくて、
しかも雪穂の生活圏内なんて、笹垣(武田鉄矢)と
出会う可能性が大有りな場所を潜伏先に選ぶのは
あまりにも甘すぎるし、車の運転にしても、免許は
偽造したのかもしれないけど、それにしても
気安く街中を運転なんてしてていいの?

笹垣は笹垣で、あそこまで亮司を疑っているんなら、
もっと松浦を張ってもよさそうなものなんだけど(どう
見ても、一枚かんでるっぽいでしょあせあせ(飛び散る汗)ふらふらあせあせ(飛び散る汗)

なんてツッコミまで入れるようになってきて
しまったんだけどたらーっ(汗)
人が一旦、自分の中の“良識”とか“善”とか“倫理”って
ものが収納された核を、自らの意思で壊してしまったら、
どこまででも落ちてゆくものなのだということを
まざまざと見せつけられるのは、人間として本当に、
見たくない、嫌なものだ。

それでも、それがまた“人間”というものでもある。
だからこそ、目をそらさずに最後まで見届けることが
ある種、“自分の一面と向き合うこと”でもあるのだと思う。

物語はまだ半分にもなっていない。
この先の展開を、必ず見届けたいとは思っている。
posted by まりりん at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『白夜行』
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2006年01月27日

白夜行 第3話 評価“武田鉄矢と渡部篤郎の迫真の演技に引き込まれました”

内容としては益々痛々しくなっている。
人の運命というものについて、考えさせられてしまうし、
どうしてこの2人はいつもいつも、正しくない方ばかりを
選択してしまうのか。見ていてほんとに辛くなるけど、
やっぱりやめることが出来ずに、今週も最後まで
見てしまいました。

今週はなんといっても、タイトルに書いたように
武田鉄矢と渡部篤郎の迫真の演技が冴えてましたねえ。
まあ、武田鉄矢の場合は、今週に限らず最初からすごかった
けど、2人とも画面いっぱいに、ものすごい気迫のオーラが
感じられて、思わず見入ってしまいました。

しかし、全体としては、今回は状況説明不足なものが
多くて、それがとても残念でした。
----------------------------------
ホテルで死んだ女性には結局どういう工作をしたのか?

亮司が雪穂の家に電話をかけ、雪穂がピンクの電話の
あるところにかけ直したシーン。なんで亮司はあそこに
いたのか?

亮司の死亡届けの工作はどうやったのか?

亮司は自分の卒業証書をなぜ司書に渡したのか?

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このあたりが、なんでなのかがよくわからず、
見ていてちょっと雑さを感じてしまいました。

とはいえ、やっぱり全体としてのストーリー展開と、
役者さんたちの迫力ある演技はやっぱり目が離せません。

初回のようなていねいな作り方は、やっぱり
時間のない後半戦では無理なのかもしれないけど、
もう少し細かい描写が欲しいところではあります。
posted by まりりん at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『白夜行』
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2006年01月22日

白夜行(TBS木9)第2話 評価“悲しいよ〜〜〜、でも目が離せない”

なんだってこうも悲しい物語を作るんだろう?
観てて痛々しくてしょうがない。泣けてしょうがない。もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)

子供時代である1話があんなにも悲しかったのに、
それから7年経った高校生の2人は、あの頃よりも
もっと悲しい。だってあの頃は少なくても胸の奥に
しまっておくべきことがまだ少なく、子供であるがゆえに、
しでかしたことのほんとの大きさとかも理解できてはいなかった。

でも高校生にもなると、いろんなことがわかってきて
だから余計に、後悔やいろんな思いに苦しめられることが
増えてしまい、そしてその苦しみを抱える日々が
どんどんと長くなってきているから苦しみは深くなるばかり。

観てる側は一体どこに救いを求めれば良いのか?
なんせ結末を最初に見せられているから、ここに求める
ことは出来ないからだ。
結局、毎回の中で、わずかながらでも見つけてゆくしか
ないのかもしれない。

2話での亮司の救いは
孤独感に押しつぶされそうになり、自暴自棄のようにもなり、
菊池を殺そうと考えたときに、久しぶりに雪穂と再会する。
そして、雪穂から、時効になったときに、太陽の下を一緒に
歩こう、おじいちゃんおばあちゃんになっても手をつないで歩こう
私には亮君しかいないんだから
と、わずかながらの一筋の希望の光を投げかけてもらった
ことかな。

一方の雪穂にとっての救いは
亮司に希望の光を投げ、彼を励ますことが、逆に自分を
励ますことでもあり、救うことでもあったのではないか。

本来、この2人がやっていることはいつも間違っている。
人としてやってはいけないことをやり、選択してはいけない
ものばかりを選択している。

それでも、そう行動する根底にあるのはいつも、
“相手のために良かれと思うから”だ。
だから余計に悲しいのだ。だから罪を犯しているのに
2人は全然汚れていないのだ。
だから私は、このドラマから目を離すことが出来ないでいる。

まだドラマは始まったばかりだ。
この先の展開が、更に悲惨になっていくというのは
知っているのだけれど、それでも最後まで見続ける、
いや、見届けるだろうと思う。
posted by まりりん at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『白夜行』
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2006年01月14日

『白夜行』(TBS木9)第1話 評価“期待以上で満足度最高点”

泣けたな〜〜〜。子供のようにヒックヒックしゃくりあげて
泣いてしまった。もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)もうやだ〜(悲しい顔)
あまりにも悲しい。悲しくて悲しくて、そしてそこはかとなく
美しい。だから余計に涙が止まらなかった。

子役の2人と、刑事役の武田鉄矢、そして、2人の子供を取り巻く
大人が救いようのないやつらばかりの中にあって、唯一、2人を
暖かい空気で包んであげる図書館司書役の余貴美子。
この4人の演技と存在感が近年のドラマでめったにお目にかかれない
くらい良かった。

そして、本そのものも、緻密に練り上げられて、スカスカ感の
どこにもない見事な作りであり、演出も良かった。
これほどの重く暗い内容であるからこそ、美しい映像で綴って見せて
いるところが、余計に視聴者の心に訴えるものが大きいと思う。
やっぱり、この手のドラマを作らせたらTBSの右に出る局はないよ
なあ って思いますね。

何があっても人は人を殺してはいけない
という倫理を、根底から考えさせられるドラマでもあり、
見終わってもなお、今もふと考えてみたりする。

このビデオは永久保存版だな。
posted by まりりん at 18:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | 『白夜行』
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