あったけど、なんといっても陸橋の上での武田・山田の
このドラマ全編のクライマックスともいえる渾身の対峙
シーンが最高のデキだった

目を真っ赤に充血させ、涙・鼻水ダラダラ流しながら、
苦痛にあえぎながらも、一つ一つの愛情を込めた怒りの
言葉を亮司にぶつける武田鉄矢の、これ以上ないほどの
迫真&渾身の演技!
それを受ける山田孝之はほとんどセリフのない受身の
立場で、笹垣に対するそれまでの憎しみや邪魔ものと
感じる気持ちはもうなく、ひたすら笹垣の愛を受け、
ただ嬉しく優しい気持ちで浄化の涙を流す、その顔と
目の演技がこれまた絶品だった

「亮司・・ 来い!」にはもう大号泣の嵐



子供が泣くみたいに、ウエンウエン言いながらティッシュの
山を積み上げてしばらくしゃくりあげてました


今まで、笹垣には「桐原!」と呼ばせていたのにいきなり
「亮司!」 まさに父親!ほんとの父親も直接
亮司と呼んだシーンてなかったのではないかな?
そのくらい「亮司」という名前を呼ばせるのって、効果的
だったとも思う。
そのあと、飛び降りてからは初回放送時の冒頭シーンへと
続くわけだけど、亮司が苦しみながらもやっとらくになれて
ホッとしたような、幸せそうにも見えるおだやかな笑顔。
この意味も最終回で初めてわかったし、また山田孝之が
ほんとにうまかった。
ただ、締め方としてのイマイチと感じた部分は、そのまま
不満に感じた部分でもあったのだけど、今回感じた不満を
4つほど
◆不満その1
笹垣の部屋で、一度笹垣をハサミで刺し、後半で再び
ハサミで笹垣を刺したこと。同じ回の中で2度も同じ
やり方での殺害シーンがあると、2度目のインパクトが
弱く、ハサミでの殺害がどうも活きていなかった。
(一度目は完全に未遂でも良かったのでは?)
◆不満その2
篠塚の存在意義がイマイチわかりにくい結末になっていたこと。
雪穂に真相をつきつけてもしらを切られた。その後がなく
フェードアウトだったのがなんだか尻すぼみで、結局
この人は雪穂に対して何をどう思っていたのかがよく
わからなかった。
◆不満その3
谷口の使い方が弱すぎたこと。
あのシーンでの雪穂との再会の仕方も「?」だったし、
セリフも弱かった。結局この人の役割が、ストーリーテラーの
一部程度だった感じで大不満。
開店前夜に、雪穂のところへあらわれて、自首を促す
役をこの人にすべきだったのでは? そして、笹垣が
亮司を抱きしめたように、この人に雪穂を抱きしめさせて
やって欲しかった。
◆不満その4
エンディングの、典子親子を見てる雪穂。そして
亮司の子供と手をつないで終わり って、激しく へ???
そもそも、典子親子と雪穂は、親しい関係になったと
いうこと?じゃないと、子供においでとしただけで
子供も寄ってこないだろうし、いきなり手をつなぐなんて・・・
しかも、雪穂の表情が一切なかったのが大不満。
ラストは、ボロボロになりながらも、たくましく
どうにか孤独の中で生きている雪穂の姿を描いて
欲しかったなあ。今回のラストシーンは、あまりに
おだやかすぎて、これでは自首しなかった意味が
薄れた感じがする。
最終回の感想はこのあたりのところです。
昨日はあまりに大号泣して、お風呂に入っても思い出して
また泣いて・・・で、今朝はまぶたは重いし、目は痛いし、
これを書きながらまた泣いて、はなをすすりながらで
もうた〜〜〜いへん(笑)
でも、意味のあるドラマを全部見終われてなんだか
ホッとしています。ドラマの関係者のみなさんに、
ほんとにお疲れさま&サンキューグッジョブを!