でも好きですよ、こういうの。すべてがハッピーエンドっていう
大団円もいいじゃないですか〜

ジェロニモが東京に来て、もっとかっ飛ばしてくれるかと
思ったけど、ちょっと抑え目でしたね。でもまあ、ジェロニモが
ともかく渋谷にいるっていうだけで、なんだか楽しめたし、
今までず〜〜っとテントの中で、あまり動きがない演技だったから
動きまわるジェロニモっての自体が新鮮だったし良かったよ

それにしても最後のドラマからのメッセージがほんとに素晴らしかったな。
“人は、時に自分を犠牲にしても誰かの役に立つことで、心からの喜びを
知り、感謝を知る。その喜びと感謝の気持ちを忘れないでいれば、きっと
もっと素敵なものを見たり知ったり感じたりすることができるのです”
要約すればそういうことではないかな。
人間にとって、モラトリアムは必要だと思うし、そこにいる間は
考えることも、前に進むこともすべてうっちゃっていればいい。
でも、人はいつまでもそこにいるわけにはいかないのだ。
やがてそこから出ていかなければいけないし、そこを出て行く時には
“責任”という荷物もちゃんと背負わなければいけない。
それでも、“心からの喜び”と“感謝する”という心を持っていれば、
きっとその行く手はそれほど砂漠でもいばらの道でもないよ。
“生きてる”ってことを実感できる素晴らしい人生を進んでいけるはず
そんなことを教えてくれた最終回だったと思う。エンジェルハートの
メンバーも、商店街の人たちもシンノスケからその二つの心を、
身をもって教えてもらったのだ。
イモコ=サチ子で、手紙の主は実はシンノスケだったというオチは
おまけみたいなもので、あまり意味はない。大事なのはサキが
3年もかけてシンノスケの恩に報いるべきイモコ探しをやったと
いうこと。その3年の間に、レミさんと一ノ瀬が結婚して子供まで
出来てたってのはぶっとびだったけど

他のみんなもしっかりと地に足をつけて生きているというラスト。
ちょっと『白線流し』のラストに似た描き方だった。やっぱり
岩本監督にとって、白線は原点みたいなものなのかも とふと思った。
藤木直人も、カタコトで演じるのは大変だったことでしょう。
ほんとにお疲れ様!スタッフや出演者のみなさんもお疲れ様でした〜

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視聴率 13.9%
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